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 世界遺産 日光大紀行(29) 「奥鬼怒スーパー林道」  .




奥鬼怒スーパー林道




加に湯(奥鬼怒スーパー林道の分岐点)




栃木と群馬の県境「奥鬼怒トンネル」





日光方面から奥鬼怒へ向かうには山王林道というのがあって、奥日光・光徳牧場から川俣温泉までは付されている。

林道は、現在では全舗装されているが、川俣側の道は細く荒れており、すれ違い等ある程度の運転技術が必要である。 

又、台風等により道が崩れしばしば通行止めになり、開通時でも降水量に因り通行止めとなりゲートが閉じられるので注意が必要である。

ゲートは光徳側は光徳園地の先、川俣側は分岐の噴水橋から少し先にある。
山王林道の名は、林道が越える山王峠(1730m)からきており、山王峠付近の川俣側は、近年紅葉のメッカとして人気が高まっている。 
標高が高いため、日光エリアでは最も早く、10月中旬から下旬には普段は閑散としている道も車で賑わう。


さて、「奥鬼怒スーパー林道」は川俣地区より奥鬼怒を経て、尾瀬の入り口である「大清水」へ至るルートのことである。

1970年、更なる観光開発を意図して山王林道を延長し、群馬県側に抜ける林道計画が持ち上がった。
しかし、地元の群馬県自然保護連盟は、林道の存在が自然環境を破壊しかねないとして反発する。
しかし、半ば強引に工事は進められ、遂に、1988年に着工にいたる。

だが条件として、完成後は管理を担う地元市町村をも巻き込んだ議論を経て、群馬県側「大清水」から栃木県側「八丁の湯」の間の16.2kmについては、林道の建設目的に観光は含めないことで開通する取り決めがなされた。

このため、林道自体は1993年に開通はしたものの、2012年の現在も県境付近は一般車両の通行止めが続いている。


女夫淵温泉から先は一般車両の通行は制限されていて、特に八丁の湯の大橋には有人のゲートが設営されている。
栗山村、もしくは片品村が通行許可書を発行しているので、申請して許可が下りれば通行することは可能だが、観光やレジャー目的での通行は認められていない。
尚、地元住民、土地所有者以外の通行には地元市町村長の許可が必要。


道路状況は、比較的良好のようで、大部分がダートであるが、車の通行には支障がなさそうである。
林道は、一般人としてはマニア向けのコースで、日光から尾瀬へ抜ける重装ハイカーやオフロード自転車などは許可無く通行可能で、結構楽しんでいる人も多いという。

県境のピークにある奥鬼怒トンネルは、1990年に完成した延長1.3kmのトンネルで、トンネル内は舗装されていて、水漏れなどもないしっかりしたものである。
1車線分の幅員ですが、3箇所程度の待避所が設けられている。



次回、 「奥鬼怒の山旅





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