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世界遺産の日光の寺社群、
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世界遺産 日光大紀行(49)日光の歴史 「日光の中世期」



中世期(鎌倉、室町期)

日光史の第二の時期は、初めて関東が政治の中心となる鎌倉幕府が関与した時期であろう。

勝道上人が、遠くに聳える「補陀落山」(二荒山:男体山)に観音浄土を描いた当初から、次第に山岳信仰の拠点として整備されてきた日光は、山岳信仰の上に神仏習合の信仰が加わって、「補陀落山」(仏の観音浄土)から「二荒山」(神が宿る山)へ、更には、「日光山」(仏が護る山)の双方の名称を併用しながらその基盤を固めていったといえる。

特に中世に入ると、男体-女峰-太郎の三山に、それぞれ神(男体権現-女体権現-太郎権現)と仏(千手観音-阿弥陀如来-馬頭観音)が宿るという日光三所権現信仰が新たに広まった。

そして、そのような民間の信仰の支えとして日光山は隆盛期を迎えることになるが、当時の日本における他の大寺社勢力の例にもれず、広範囲の寺社領を領有し、多数の僧侶が在院する大寺院(大神社)の様相を呈していくのである。



日光の「往古社領六十六郷」といわれる寺社領は、現在の日光・足尾・今市・藤原・栗山・鹿沼・粟野・宇都宮の各域に及ぶもので、大きな寺社勢力となった日光の経営を支える地域であったとされている。
 
又、建久3年(1192)源頼朝は征夷大将軍にとなり鎌倉に幕府を開く。
鎌倉時代は政事の中心が鎌倉の関東圏に及び、早速ながら日光は源頼朝をはじめとする源氏の信仰を集めるようになり、関東における護(まもり)としての位置を築いていたようである。


その頃から既に、日光の御神体が「日光権現」と呼ばれていたらしく、それは、日光山別当が、鎌倉の源氏にとって特別な意味のあった勝長寿院(鎌倉において、源頼朝が父・義朝の菩提を弔うために建立した寺院で、当時は大御堂とも呼ばれ、現在は御堂跡のみであるが、その名が地名として現在に残っている)の別当と兼務していた時代が二百年に及んでいたという事実もあった。


次回、日光の歴史 「日光の中世期・2





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