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世界遺産の日光の寺社群、
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  134、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・本殿三陣」  




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二荒山神社・拝殿



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輪王寺・護摩堂の本地仏(仏が神に成り代る)として、千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音を祀る。




さて本殿である。

本殿とは、そのうち御神体や祭神、神霊が奉られている境内社殿の中で、中心的な建物を指す。 
二荒山の主祭神は以下の三柱で、それぞれ日光三山の一山にあてられていて、総称して二荒山大神と呼ばれる。
自然神は男体山(二荒山;父神)、女峯山(母神)、太郎山(子神)で、其々、大己貴命(おおなむち;大国主命)、田心姫命(たごりひめ)、味耜高彦根命(あじすきたかひこね)の神として祭っている。

因みに、二荒山大神の別当寺とされる「輪王寺」では、本地仏(仏が神に成り代る)として、千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音を祀っている。



ところで、二荒山神社の主格となる祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)であり大国主命のことでもある。 無論、大国主命は出雲の国の大神で、出雲大社の主祭神である。

大国主命は、いわずとしれた日本の神さまのなかのスーパースターであり、出雲大社の縁結びの神さまの原点でもあり、有名な「因幡の白兎」の話の主役、あるいは七福神の大国様だということは誰でも知っている。

さらに、出雲神話の主役で、全国の国津神の総元締みたいな存在で、英雄神としての派手なことはやっていないが、少彦名神とコンビを組んで全国をめぐって国土の開拓、修理や保護、農業技術の指導、温泉開発や病気治療、医薬の普及、禁厭の法を制定、といった数々の業績を残した偉大な神であることも知られている。



ところが、ここで大事件が発生するのである。 
即ち、大国主命たちが開いた出雲族の国を、近年、振興してきた大和の国の大和族に奪われてしまったのである。
神話に登場する「国譲り」神話は、この国造の出雲家が、その権威をカサに大和族(朝廷・・?)から次第に剥奪され、ついには出雲大社の神官というだけの地位までに落とされ、現在の大社町を中心とする西出雲に押し込められた形となったとする経緯を今に伝えているのである。


神話に登場する当時の出雲の国は壮大で、九州北部から山陰、北陸、東北地方まで・・?
ともされていて、現に、大国主自身が能登や新潟まで遠征しているし、その息子は信州諏訪の諏訪大社に祀られている。


現在の神社で出雲系の神を祀るところは、概ね、当時の出雲の国と推定もできるのであるし、勿論、下野、日光は出雲の国だったのである。



次回、「二荒山神社の主神」






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