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世界遺産の日光の寺社群、
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 25、日光の世界遺産;二社一寺 「常行堂の摩多羅神」(Ⅱ) 





http://ecx.images-amazon.com/images/I/510ZkUILkfL.jpg?4309224946




摩多羅神の好物は「茄子」、

元より、茄子は古来より縁起物とされ、無駄花なし(花が咲いたら全て実となる)と言われ、また「一富士、二鷹、三なすび」といって、子孫繁栄を司る目出度いものに数えられています。
そして、この茄子こそ摩多羅神の大好物とされているのです。

日光山周辺の石那田(いしなだ)地区の農家では、毎年時期になると、「ナス盛」(茄子講)といって20個の茄子が、二荒山 東照宮 輪王寺(常行堂)などに奉納されている。

これは茄子講(なすびこう)と言って、江戸時代から500年も続いているという恒例の祭りでもあり、茄子を納めた農家は、返礼に二荒山 東照宮 輪王寺(常行堂)のお札を、有難く戴く事になっているといいます。




常行堂について、更なるを述べます。

因みに、古代(平安期まで)の仏堂は、一堂一室ですべてが仏の空間であり、庶民はお堂の外で参拝するのが普通でした。
中世以降(鎌倉期)になると、区分された内部空間をもつ仏堂へと変化し、即ち、一般の人が大勢仏堂に入って参拝出来る様になったのです。

こうなると、仏(仏像)は厨子(ずし;仏像・仏舎利・教典・位牌などを中に安置する仏具の一種)の中に納められ、須弥壇に置かれるようになり、僧侶の儀式空間である内陣と参拝者が入り込める外陣とに厳しく区分されるのです。 

更に、僧侶の出入りや法儀の準備のための後戸(うしろど)というのが設けられ、即ち、僧侶以外の一般の人が、お堂の中に入り込んで参拝や見学が出来る建物は、概ね、須弥壇・後戸・前戸(・・?)の、この三つの形式をもつ御堂になったのです。

この時、尊仏は後ろ向きになっているので、後戸から進入する妖怪や魔物から守るのが、摩多羅神なのです。


さて、常行堂は元和5年(1619)に建てられ、平方形の宝形造り、古来の密教(天台宗)建築を踏襲した形式を持っているといわれ、中央には4本の柱を建てその内部に須弥壇を配し、阿弥陀如来像を本尊とています。

常行堂は国重要文化財、世界遺産に指定されています。


次回、輪王寺 「法華堂」









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