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世界遺産の日光の寺社群、
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  52、日光の世界遺産;二社一寺 「東照宮・五重塔」(2)  



http://www4.ocn.ne.jp/~asahi-ke/pagoda/kantou/totigi/toti01-b.jpg



http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-93-04/rsjjr083/folder/1040783/01/29576301/img_0?1335970973
東照宮・五重塔の内部心柱





完全滅却、不完全不滅という思想とは・・?、

東照宮の各所に、建物や装飾においてワザと完成させない部分があるといいます。 

それは“完全滅却”という思想だそうで、完成された物は何れは崩れて無くなってしまう、その為、ワザと不完全にしておいて永遠の物にするという考え方です。

この五重もは、四層までは普通に真っ直ぐな和の様式をしている積み方だが、五層目だけは放射状のような異なった積み方をしているとされています。

これは、大工が間違えたんじゃなくて意図的に行われたものらしく、つまり、物事は完成してしまえば、あとは衰退・崩壊が始まるとされ、それなら“一箇所のみ異形の状態、未完であれば滅びない“という考え方からきていると言う。

だから、わざと完成させないのだそうで、実は、ここ東照宮内の造物において、この現象が各所に見られるといわれます。


序でに、木造の五重塔や多層塔は地震に強いといわれる。
江戸期の1683年9月に、日光大地震(震度6)と言われる強烈な地震に襲われているが、この時、当然ながら五重塔は建造されていたはずです。 
だが、この地震によって五重塔が壊れたとか、倒壊したという記録は無いらしいです。


近年になっても現に、神奈川唯一の五重塔(藤沢・片瀬の龍口寺)は、関東大震災の震源地(震度7)に極近い所にもかかわらず、少し歪んだだけで無事であり、浅草・浅草寺の五重塔もビクともしなかったといいます。(東京大空襲で消失) 


又、1,995年の阪神・淡路大震災でも、兵庫県とその周辺にある高塔は一つも倒れなかったといい、この度の東北大地震(2011年3月)でも、日光は勿論、近隣周辺の仏塔の高層建築物(多重塔)が破損、倒壊したという報道は一件も聞かないのです。



次回、日光東照宮 「五重塔とスカイツリー」








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