忍者ブログ
世界遺産の日光の寺社群、
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
[293] [292] [291] [290] [289] [288] [287] [286] [285] [284] [283
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





  70、日光の世界遺産;二社一寺 「東照宮・陽明門・Ⅱ」  





http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-e7-07/kassy1946/folder/1796569/75/53600875/img_3?1381472456


http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-e7-07/kassy1946/folder/1796569/75/53600875/img_0?1381472456
陽明門は12本の「グリ紋」と呼ばれる渦巻き文様が彫られた白い柱で支えられています。
正面:4本、背面:4本、中央部:4本



http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-e7-07/kassy1946/folder/1796569/75/53600875/img_8?1381472456
正常な柱の上向き渦巻き文様 (猿の顔みたいに見えます。)


http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-e7-07/kassy1946/folder/1796569/75/53600875/img_9?1381472456
逆柱の下向き渦巻き文様 
間違えて彫ったわけでなく、魔除けのために意識的に逆の文様を彫ったものです。



魔除の逆柱

陽明門には、ガッチリした12本の柱で構成されています。 
ところが、その内の1本は模様が逆さまに彫られているのです。 

これは“魔除けのため”に故意にそうされたもので、そして、その柱にはグリ紋と呼ばれる渦巻状の文様が彫られています。

魔よけ・・?、
これは巷の推測によりますと、“月は満つれば欠ける”の言葉の如く“満月は必ず欠ける”ものです。

つまり、“物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめる”という例えで、満月になるとともに欠け始めた月がほどなく三日月となるように、物事は、絶頂期に達すると同時に下り坂になるのが世の常、道理である、という意味なのです。

“この陽明門はまだ完成形ではない”と、わざと不完全な柱を加えることによって、陽明門、及び東照宮は衰退することがないように祈って作られたと言われます。 

この意味で「魔除けの逆さ柱」とも言われているのです。


陽明門の中には、二対の坐像が東照宮の本殿、神殿を守るという意味を込めて、隋身座象というのが控えています。
随身とは、俗に言う貴族の外出時に警護のために随従した近衛府の官人のことで、手に持つ武具は、それを表しています。

陽明門の随身は特に名前は付されていませんが、さしずめ征夷大将軍・家康公の御側用人といったところで、今で言う補佐官か官房長官といった役どころでしょう。



因みに、お雛様の七段飾りに随身が左右一対飾られています。
雛飾りは天皇の結婚式とも言われ、従って、その随身は当時の官職である近衛中将クラス、即ち右大臣、左大臣とも言われています。




次回、日光東照宮  「陽明門・随身像の家紋」








【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ    seesaaブログ   FC2 H・P   gooブログ   忍者ブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright (C) 2009 日光の世界遺産、二社一寺、, All right Resieved.
*Powered by ニンジャブログ *Designed by 小雷飛
忍者ブログ / [PR]