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世界遺産の日光の寺社群、
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3、日光の世界遺産;二社一寺 「日光の社寺」・Ⅱ




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日光・二荒山神社と東照宮の三猿




世界遺産・二社一寺

一般的には、世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされたものである。 

★ 人類の創造的才能を表現する傑作。

★ 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

★  顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。


日光の世界遺産である日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺、この三つを併せて「二社一寺」と言う。
元々は、日光山といって、日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺は一体のもので、全体を「日光山」、又は「日光山輪王寺」と称して、関東の一大霊山であった。

現在、東照宮は神社であるとされているが、元々、日光山輪王寺東照社という仏教色の強い寺院であった。
正保2年(1645年)11月に、朝廷より宮号がおくられ社名を廃して東照宮と改められ、御神体の家康である東照大権現を祭っている。
しかし、権現という呼称は、やはり仏教的な意味合いの強い称号なのである。

現在では、日光山内を参拝しながらも、どれが日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺の建物かと、特別に意識することは少ないかもしれないが、明治4年(1871年)の神仏分離令、神仏混淆の禁止により神社と寺院が分離されていたのである。 
この時以降、全国的に寺院、仏像、仏具の破壊がすすみ、併せて、神号であるはずの「権現」という呼び名も廃止されているのである。

明治政府は、神道を国教化として神社神道を宗教として扱わず、国家神道として特別に国が保護し天皇崇拝、国家思想の統一を主眼においたものである。
当時の歴史的経緯を振り返ると、その時分において神社(神威的なもの)であるか寺院(仏教的なもの)であるかは、その取り扱いにおいて天と地ほどの差があったことなのである。

もしも東照宮が、神社または宮ではなく東照社という寺院だったら、それによって明治以降の神仏分離令による廃仏毀釈が実行されていたなら、これほど美しい構築物が現在に残されていたかどうか疑問で、全く、幸運というほかは無いのである。 
されど、東照宮は今でも仏教色の強い神社なのである。 何故なら、御神体は東照大権現という神であるからで、「権現」とは、所詮、仏が化身して仮に神の姿になることなのである。







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