忍者ブログ
世界遺産の日光の寺社群、
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
[230] [229] [228] [227] [226] [225] [224] [223] [222] [221] [220
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。







8、日光の世界遺産;二社一寺 「日光山と神仏習合」




http://www.kirariwedding.com/contents/thumbs/gallery/bf431d76c40efa527f217aa669f44f7f.jpg
日光山輪王寺・本堂
(日光山輪王寺は日光山中にある寺院郡の総称でもあり、堂塔は広範囲に散在しています。歴史深い輪王寺での仏前結婚式も厳粛に行われます。)




神仏習合と本地垂迹

神仏習合時代の本地仏名とは、「本地垂迹」(ほんちすいじゃく)ともいわれ、仏教が興隆した時代に表れた神仏習合思想の一つであり、日本の八百万の神々は実は様々な仏が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考えである。

「権」とは「権大納言」などと同じく「臨時の」、「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「現れた」ことを示すとされる特別な名称である。
「垂迹」とは神仏が現れることを言い、「本地垂迹」とは日本の神は本地である仏・菩薩が衆生救済のために姿を変えて迹(アト)を垂(タ)れたものだとする神仏同体説である。
端的に云えば、日本各地に祭られている神々とは、仏教の仏たちが仮の姿で現われたものと説いている。
言い換えれば、神は実態が無いが、仏が神に代わって実態として現れたものと解釈できる。

これを神社側の視点に立って説明すれば、神々はそのままでは俗世に姿を現すことができないので仮に仏の姿に変えて現れ、衆生の苦しみや病を癒してくれるのだという。 
こうした説は平安初期頃から流布しはじめ、中世には概ね日本人の感覚として定着していったといわれている。

日光山に祀られる神は日光権現ともいい、二荒神、二荒大神が神仏習合によって権現と呼ばれるようになったもので、日本でも有数な神域だったのである。
平安初期に始まった、この神仏習合という思想形体は、文明開化の明治期、時の明治政府によって厳しく指摘され、習合している神仏を切り離す、所謂、「神仏分離」政策が施行されるに到った。 これまで神仏習合の時代は、実に1000年以上も続いたのである。



次回、「日光山と本地垂迹」



【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ    seesaaブログ   FC2 H・P   gooブログ   忍者ブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright (C) 2009 日光の世界遺産、二社一寺、, All right Resieved.
*Powered by ニンジャブログ *Designed by 小雷飛
忍者ブログ / [PR]