忍者ブログ
世界遺産の日光の寺社群、
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
[168] [167] [166] [165] [164] [163] [162] [161] [160] [159] [158
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




 世界遺産 日光大紀行(71)日光清滝 「清滝権現」 







写;清滝神社と本殿




日光有料道路の終着IC・清滝の右手山裾に清滝神社が鎮座している。 
清滝の地名の発祥は、この清滝地域にある「清滝神社」からとされている。


平安初期の820年(弘仁11)、弘法大師・空海が開基と伝えられる古社である。


大師はこの地の岩壁に一条の滝がかかり、その光景が唐天竺の大鷲山(だいじゅせん)の景観様相と酷似していて、そこでは奇跡が起こると信じられる場所でもあり、その奇跡の話に因んで、この滝を「清滝」と呼んだという。

その前に祠を建てて日光山の仏教擁護の守り神として祀り、後に清滝権現(せいりゅうごんげん)が勧請されたという。 


ただ、清滝権現は、単に当地に清い滝が流れるからとして命名したのではなく、元より仏教の守護神として日本に存在していたかみであった。

清滝権現は、竜王の3女にあたる女体の竜神とされ、空海によって唐(中国)長安の青竜寺の鎮守神が日本に勧請(かんじょう)されたのがはじまりで、雨ごいをおこなう場合はこの竜神に祈るとされていて、別名・清滝(せいりょう)大明神ともいわれる。


往時の清滝は、二荒山登拝の要路として、地形的にも霊山である男体山、女峰山の中間地点にあたっていて、密宗修験の霊場として大いに栄えたという。

お滝の御神水は、古来、生命保全の霊水として広く信仰されており、又社前の池は、応永12年(1406年)、鎌倉官領の追討を受けた常陸国小栗城城主・小栗判官満重を恋慕する美女・照手姫が、判官の無事息災祈願の際に洗面したところから、照手姫の化粧池と伝えている。


小栗判官はその昔、常陸の国(現在の茨城県真壁郡協和町)に、城を構える小栗氏と言う一族が居た。 
今からおよそ600年前の室町中期、関東で上杉禅秀が乱を起こした際、小栗氏は上杉方に味方したが、鎌倉公方・足利持氏に敗れた。 
城主満重(小栗判官)は、小栗一族の住む三河の国を目指して逃れようとしたが、相模の国に潜伏していたとき、権現堂にて盗賊に毒を盛られた。 

しかし、照手姫 に救われ、荒馬に乗って藤沢に逃れ、遊行上人に助けられる。 

その後、病が重くなり、遊行上人の導きと照手をはじめ多くの人々の情けを受けて熊野に詣で、権現の加護と湯の峰の薬湯(現在の湯の峰温泉)の効き目により全快し、小栗城15代当主となるが、後に、足利成氏との戦いに敗れ滅亡する。


次回、清滝神社




PCで仕事の依頼、PCで仕事の内職・↓・↓・↓・(Lancers:ランサーズ)

Lancers.jp




【小生の主な旅のリンク集】


《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright (C) 2009 日光の世界遺産、二社一寺、, All right Resieved.
*Powered by ニンジャブログ *Designed by 小雷飛
忍者ブログ / [PR]