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世界遺産・日光大紀行

世界遺産の日光を中心に、日本有数の広さをもつ、大日光市域の自然、登山、歴史、世界遺産群を巡ります。

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世界遺産・知床(12) 「カムイワッカの湯」(4) .




  
  危険を冒して、「四の滝」から更に上部の「五の滝壺」へ向かう若者



カムイワッカの湯」は、知床半島にある誰もが憧れるワイルドな滝壺の温泉でる。

温泉雑誌にも時折登場しているようで最近ではすっかり有名になってしまい、今ではすっかり観光地化しているが、「秘湯」としては今でも横綱の一級品であろう。

ただ山歩き経験もなく、観光だけで何の装備もしていない人は間違いなく上れないし危険な箇所もある。 
入り口には「沢歩き初級程度の経験が必要である」と記されてあり、毎年事故も起きているようで決して無理をしない方が賢明であろう。 

だが、とにもかくにも北海道に来たら一度は入っておきたい温泉であることは確かである。
小生、実は二回目の訪問となったが、いずれも忘れ得ない「カムイワッカの湯」の旅となった。



『カムイワッカ野天温泉・概要』 .

温泉名    カムイワッカ《神の水》湯の滝
泉  質    含硫黄-硫酸塩-硫化水素塩泉
pH値     強酸性(ph1.5)
所  見   薄緑色・硫化水素臭・強酸味
泉  温   38~42℃前後
露  天   混浴15~20人
施  設   ナシ
休  業   冬季間
料  金   無料
効  能   強酸性湯(硫黄泉)に準ずる
所在地   斜里町  TEL(01522)3-3131
問合せ   斜里町商工観光課  
        知床斜里町観光協会 TEL 01522-2-2125








「カムイワッカの湯」の後日談話 .

2005年、世界自然遺産に登録された「知床」であり、最後の秘境ともよばれている知床の中でも、カムイワッカは今、最も人気のある観光スポットといっても過言でない。 

活火山である知床・硫黄山の中腹から涌き出る源泉が滝に流れ込み、その滝全体が流れる温泉になっているからである。


アイヌ語で「神の水」という意味のカムイワッカは、きっと古来の人にとっても不思議な滝として映っていたに違いない。 
人の手が全く加えられていない野趣溢れる豪快な天然の露天風呂は、温泉ファンならずとも多くの人を魅了し、横綱級の秘湯と比喩されるのも頷けるのである。 


カムイワッカのお目当ては、林道から約30分ほどかけて滝の沢を登ると「四の滝」、「五の滝」と呼ばれる滝壷がある。、これらの滝壷は湯温も適温で、10数人ほど入れる天然の湯船となっているからである。

しかし、知床が世界遺産に登録されたことにより観光客が激増したため、転落や落石の危険が増しているという。 
その理由によって地元を管理する環境省・林野庁は、2005年には適温の滝壷のうち「四の滝」以外は立ち入り禁止となり、さらに2006年には林道から100メートルほどで登ったところにある、「一の滝」の滝壷より上流への立入が禁止されてしまつたという。 


毎年、滑落事故が発生しているということで、横綱級の秘湯を楽しみたくて入浴を計画した人達は、「二の滝」までさえも登ることが出来なくなってしまったのである。


林道の入り口から5分ほどで登ったところに「一の滝」はあるが、今では、そこから上流へは立ち入り禁止のロープが張られ、監視のおじさんが見張っているという。 
上流では浮いた岩もあり危険で自然のままを尊重するため、岩を爆破するなどということも出来ず、当分立ち入りが禁止されるだろういわれる。

車道から凡そ400メートル余り、ゆっくり行って30分の行程の上流にある「四の滝」は、今や5分ほどの「一の滝」までになってしまった・・!。


観光用パンフレット等でもお馴染みの、温泉ファンの極致と言われる北海道道東の秘湯中の秘湯温泉である「カムイワッカの湯滝」も今は幻となり、入浴できず単なる沢登りと湯滝見学だけとなった。 

神の水」で満たされた天然の湯船は、奥深く自然のままに残されることになったのであろうか・・??。





 
 環境庁提供資料(2枚)


次回、「知床峠





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