忍者ブログ
世界遺産の日光の寺社群、
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
[171] [170] [169] [168] [167] [166] [165] [164] [163] [162] [161
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。






 
世界遺産テーマ曲;鳥山雄司曲

 世界遺産 日光大紀行(74)日光いろは坂 「馬返し」 




さて、宇都宮・日光道路・清滝インタから国道120号線をいろは坂方面に直進すると、右に古川電工の巨大な工場で大正・昭和に初期には日本有数の精銅工場であり、今では先端科学製品を製造している日本有数の企業である。

道路は左折すると足尾・桐生方面である122号線の分岐で、直進前方、いよいよ山裾に入り込んで行くと、有名な「いろは坂」である。

上りと下りが各一方通行に分かれていて、その基部に当たるところが「馬返し」である。



いろは坂の入り口となる「馬返」という地名は、これ以上は山道が険しく狭いため(当時は無論、未舗装の悪路、砂利道である)、馬はここで返すということからきた地名である。その名前のとおり急な坂道が続くが、しかし、今では自動車では登りも下りもおよそ15分程度の時間で通過できるのである。

当時は、中禅寺湖、奥日光方面への移動は大変だったのである。


この「馬返し」まで、日光市内を軌道電車が走っていたことは、あまる知られていない。

当時の日光町が、現在の古河電工と合弁で明治41年に日光電気軌道を設立した。
日光東照宮、輪王寺、二荒山神社等の観光地への旅客輸送や古河精銅所からの貨物輸送を目的に建設された。

日光の山道を行く珍しい路面電車で、沿線の標高は停車場前(のちの国鉄駅前)が533m、馬返が838mで、日本国内の路面電車では一番高かった。

軌道はいたるところが急勾配であり、終点馬返からは傍系の日光登山鉄道によるケーブルカー(後の東武日光鋼索鉄道線)が明智平まで延び、翌年から明智平では同社のロープウェイ(後の明智平ロープウェイ)に接続、奥日光方面や華厳滝、中禅寺湖への観光輸送も行っていた。

しかしその後は、いろは坂の整備も進み、又、車社会の発展に伴って、昭和43年で全線が営業が廃止され、58年にも及ぶ歴史に閉じた。


次回、日光・いろは坂






【小生の主な旅のリンク集】


《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright (C) 2009 日光の世界遺産、二社一寺、, All right Resieved.
*Powered by ニンジャブログ *Designed by 小雷飛
忍者ブログ / [PR]