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世界遺産の日光の寺社群、
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 世界遺産・日光大紀行(11) 「日光の紹介・5」   .






日光の名称は、弘法大師・空海が弘仁11年(820年)に補陀洛山(男体山)に入山し、補陀洛から「二荒」の字を当て 音読して「にこう」になり、日光と改称したとされている。

補陀落⇒二荒(ふたら)⇒二荒(にこう)⇒日光 

その他、幾つかの説があるようだが、一つに、「日光」の字の初見は、保延4年(1138)清滝寺の大般若経の奥書(文書の左末尾:奥に、原則として異筆で書かれた記事のことで、記録・著述・経文などの巻末にその伝来、書写の年月、経緯を記したもの)にも、それらしいことが記されているという。


小生は意外と単純に考えて、勝道上人が男体山の山頂に漸く到達した時、神々しいばかりの御来光を仰ぎ、「これぞ真の日の光なり」と感じ入って、この地を日光という名を付けたのではないか。




市内の観光地・景勝地としては、他の地域に類を見ないほど多彩に存在している。
日光の寺社群は言うに及ばず、エリアとしての日光の日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)、中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山などがある。
そして、遂に1999年には「日光の社寺」として、寺社群が世界遺産に登録された。



先ず、日光の自然の成り立ちから、

日光白根山2577.6m(関東以北の最高峰、日本百名山)、男体山2484.4m(日本百名山)、女峰山2463.5m、大真名子山2375.4m、小真名子山2322.9、太郎山2367.5m。
滝、湖、湿原、森林が織り成す変化に富んだ美しい日光の自然は、男体山を中心に連なる火山によって形造された。


約2万年前の男体山の噴火によって流れ出た溶岩は谷をせき止め、中禅寺湖と古戦場ヶ原湖(最初は戦場ヶ原も湖であった)を造り、古戦場ヶ原湖はさらに軽石流の堆積と土砂流入で今日の湿原となった。

また奥日光にユッタリと聳える「三岳」の噴火は、湯ノ湖や切込、刈込湖を造り出し、更に、日光連山(火山群)は湯元温泉や奥鬼怒温泉郷など多くの温泉資源ももたらしている。


湯ノ湖から流れ出た水は湯滝を下り湯川となって戦場ヶ原を蛇行し、赤沼から流れは早くなり、竜頭滝を駆け下り菖蒲が浜で中禅寺湖に至る。 
中禅寺湖を漂った水は華厳滝を落下し大谷川となり、日光市街で雲竜渓谷から流れ下ってきた稲荷川と合流、今市へと流れて鬼怒川、利根川となるのである。





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