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世界遺産 日光大紀行(97)日光の自然 「奥日光・戦場ヶ原」
竜頭の滝の遊歩道を登りつめること15分、直ぐ左に見えてる水量豊かな竜頭の滝は見事で、充分に目を楽しませてくれる。
そして、国道を横断して飛びぬけた所が戦場ヶ原である。
標高1,395メートル、面積400ヘクタールの湿原である。
約1万4千年前、男体山が噴火して湯川が堰き止められ、浅い湖沼だったものが堆積物によって湿原化してできた。
湿原の大部分はカヤ、スゲ(古くは笠・菅笠の材料)とワタスゲなどが生育する中層湿原で、湿原中央部付近にのみヒメミズゴケが群落を作る高層湿原である。
因みに湿原とは、「浅い沼沢地が次第に陸化し、湿原が発生し、湿原はやがて泥炭の堆積などと共に乾燥化し、森林へと遷移、変化する」とされている。
日本の高層湿原の多くは発達しても樹木が侵入することは少なく、樹林へと遷移することは、人為的な水路の掘削などの乾燥化がなければ、湿原は自らの環境形成能力により、次第に発達して面積を広げるのが普通であるとされる。
日本有数の高層湿原である尾瀬ヶ原に置いても、将来は樹木が侵入して森林化するとの見方もあるが、原則的には森林化は起こらないか、起こったとしても相当長い年月(千年、万年単位)が要するとも言われる。
湿原は主に3種に分類され、
低層湿原(Low moor)は、ヨシやガマ類など大型の植物が生育し易い環境の沼沢地で、 周辺からの流入水により養分がゆきわたり涵養される湿原である。
高層湿原(Height moor)は、主として流入水ではなく、雨水により涵養される湿原を高層湿原と呼ぶ。低層湿原において堆積が進行するとやがて周囲よりも盛り上がって、流入水の影響を受けにくくなり、小型の植物しか育成できなくなる。
中層湿原 (Intermediate moor)は、高層湿原と低層湿原の間に位置する移行帯の湿原を呼ぶ。
次回、奥日光・戦場ヶ原(Ⅱ)
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