世界遺産の日光の寺社群、
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世界遺産 日光大紀行(120)日光の自然 「日光白根山と日光連山」
日光連山と戦場ヶ原
「白根山」とは、古来より峯が雪で白く染まる様を形容した名称であるため、同名の山が日本各地にあり、その他の白根山と区別するため日光白根山と呼ばれるが、には白根山とのみ記載されている。
白根火山群周辺には五色沼や湯ノ湖、湯滝、戦場ヶ原、小田代ヶ原など自然の造形物が在り、また貴重な高山植物の植生も見られるため、山域は日光国立公園に指定され保護されている。
標高は2,578メートル。
日光では男体山に比べて地味な白根山であるが、実は上信越近郊の山、又、栃木県の最高峰で白根山より北には白根山より高い山がない。
日光の紅葉は白根山から始まるといい、もちろん標高が高いからであるが、9月の半ばには奥日光の秋が、ここから始まるのである。
山頂付近は、山頂部はもとより火口と思しきものが4~5ヶ所位見受けられ、その激しさを物語っている。
二荒山神社の記録によれば、1649年(慶安2年)に大噴火をおこし山頂にあった社殿が崩壊したともされている。
無論、白根山は火山の山で、約5300 年前以降に、周辺に堆積物を残すような噴火が少なくとも4回以上発生しているといい、記録に残るものでも1649(慶安5)年、1872(明治5)年、1873(明治6)年、1889(明治22)年、1890(明治23)年、1952(昭和27)年、1993(平成5)年と暴れ放題であって、今に残る現況が、五色沼や弥陀ヶ原が白根山の火口湖の証なのである。
結論的にいうと、白根山の山頂に至る主な登山道は、日光湯元温泉から外山尾根・天狗平・前白根山を経由するもの、菅沼から弥陀ガ池を経由するもの、金精峠から五色山・弥陀ガ池を経由するものが挙げられる。近年は麓の丸沼から日光白根山ロープウェーで標高2000m付近まで行けるようになり、比較的楽に登れるようになった。
日光市内の2000m以上の山
白根山:2,578m、 男体山:2,484、 女峰山:2,464、 錫ヶ岳(すずがたけ):2,388、 大真名子山:2,375、 前白根山:2,373、 太郎山:2,368、 温泉ヶ岳:2,333、 小真名子山:2,323、 金精山:2,244、 山王帽子山:2,077、 於呂倶羅山(おろぐらさん):2,020 赤薙山(あかなぎさん):2,010m
次回、これより世界遺産・日光の「二社一寺」を巡ります。
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