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 世界遺産・平泉(7)  「都の政変と清盛」   ,





平清盛肖像画(wiki)


現在、NHKの大河ドラマで「平清盛」が放送されている。
『 文治元年(1185年)、鎌倉の源頼朝の元に仇敵・平氏一門が壇ノ浦に滅んだとの一報がもたらされる。御家人たちは喜びに沸き、かつての平氏の棟梁・平清盛を罵る様に頼朝は思わず「平清盛なくして武士の世は無かった」と叫んでしまう。そして、頼朝は武士の時代の礎を築いた男の一生に思いを馳せる。
武士が「王家の犬」と呼ばれ、藤原摂関家をはじめとする貴族たちから蔑まれていた時代、清盛は時の最高権力者・白河法皇の落胤として生を受け、平氏の棟梁・平忠盛の子として成長する。やがて自らの出生の秘密を知った清盛は「自分は何者なのか?」と思い悩みながら、一人前の武士へと成長していく。 』




私観だが・・・! 、

テレビ画面上で観る『平清盛』の内容は、先ず、宮廷内や貴族らの駆け引き、女性との色恋沙汰が多くあり極めて地味である。 主役の清盛を演じる松山ケンイチは怒鳴るばかりの一本調子で、あまり評判がよくないようだ。
源平の話は何といっても合戦であるが、源義経が登場する一の谷や壇ノ浦の派手な合戦は清盛が死んでからのことであり、保元・平治の乱で清盛側は勝利するが、清盛が戦場で戦うわけではないらしい。 
今後の見せ場は、港の建設や厳島神社の建設シーンなのか・・?。



この時期の史上においては、都では保元の乱(皇位継承問題や摂関家の内紛)、平治の乱の動乱を経て平氏全盛期を迎えることになるが。

保元の乱で勝者となった両藤原氏が(信西と信頼)、今度は後白河上皇の近臣の座を巡って対立状態になり、激突することになる。 
すなわち平清盛と源義朝がこの対立に加わり、源平合戦の様相を呈するようになる。
そして戦いの末、源氏の義朝らは清盛に敗北し、源義朝は東国へ逃れようとするが、尾張国で捕縛され殺されてしう。
こうして、平氏一族の天下がやってくるのである。


この時、義母の池禅尼は清盛にむかって、「亡くなった息子に似ている。殺さないで欲しい」と懇願され、折角捕まえた源義朝の嫡男・源頼朝を助命し、伊豆へ流刑になる。
更に清盛は、後に源義経と名乗る牛若丸などの義朝の子供達も、その母親である常磐御前に好意を寄せるあまり助命することになり、鞍馬寺に入れることになる。
これが後々、平氏にとって命取りになるのである。


次回、 「秀衡と義経と頼朝」 




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