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 世界遺産 日光大紀行(20)今市 「日光例幣使街道」  .





例幣使街道;今市・小倉付近の寄進碑




杉並木は、明治以降は幾度も伐採の危機に瀕するものの、官民双方の有識者の努力によって大規模な伐採は避けられてきた。

周辺の開発によって旧態を失った箇所もあるものの、植樹から400年近く経った現在でも約12,500本のスギが生い茂り、寄進碑や一里塚も現存するなど、江戸時代の街道の景観をよく伝えている。

歴史的にも植物学的にも特に重要とされ、日光杉並木街道 附 並木寄進碑として、全国で唯一特別史跡および特別天然記念物の二重指定を受けている。




この杉並木を含む街道を「日光例幣使街道」という特殊な名称も付いている。
日光東照宮の例大祭(4月17日)において、金幣(きんぺい;菌の貨幣と神への奉納物)を奉納するために毎年、朝廷から派遣された使者(勅使)をいう。

このときの往路となった道が例幣使街道といい、日光例幣使の一行は50人ほどの行列を組んで4月1日に京都を出発し、中山道を通って倉賀野宿(群馬県高崎市)に至り、倉賀野からが例幣使街道といい、太田、栃木などの宿場を経て楡木(栃木県鹿沼市)に至り、今市で日光街道、壬生街道(会津西街道)に合流する。

普通、例幣使街道は往路に用いられ、復路は日光街道、東海道が利用され、例幣使は、1647年から1867年まで日光に派遣された。

又、例幣使街道の宿場には、倉賀野、玉村、五料、柴、境、木崎、太田、八木、梁田、天明、犬伏、富田、栃木、合戦場、金崎、楡木、奈佐原、鹿沼、文挟、板橋、今市の21の宿が当てられた。


現在の杉並木街道の見所は、上今市駅から日光方面へ西に向かう並木道が未舗装で、昔の面影を残しており、徒歩での散策におすすめのエリアである。
杉並木の一角には公園もあり、杉線香の粉挽きや米つきに使われていた水車が数多くあり、のどかな風景を楽しめる。 

又、貴重な文化遺産の「旧江連家(1830年築、約90坪)」と、二宮尊徳の報徳仕法による「住宅報徳仕法農家」も復元されており見所の一つである。
杉並木の詳しい資料などは、「今市市歴史民俗資料館」で見ることができる。



次回、 「日光と二宮尊徳





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