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 世界遺産 日光大紀行(55)日光の歴史 「日光の近代史」  





日光の近代史

明治維新による徳川政権の崩壊は、徳川家の権威の象徴であった東照宮を祀る日光にとって大きな衝撃となった。 

所謂、「明治の御瓦解」である。


幕末の慶応年間には、日光山は世上不安のため一般の武士や庶民の参詣を禁止し、八王子千人同心のわずかが警備に携わっていた。

慶応4年(1968)、戊辰戦争の宇都宮で敗れた大鳥圭介を長とする幕府側の一隊が、日光に立てこもり官軍と戦う姿勢をみせる。

このとき、決戦による東照宮の焼失を未然に防ぐため、地元有志(日光奉行所、僧侶、千人組頭某)と官軍の板垣退助の間で、「神橋」の畔において折衝が行われた。


日光の華麗な建造物が、灰燼に帰することを憂えた板垣は話し合いに応じ、幕府軍は会津西街道へと引くことを了承し戦火を免れた。

このことは官軍の長・板垣退助あってのことで、日光では恩人として神橋の袂所に銅像を立て感謝の印としている。


日光東照宮に立て籠もる大鳥圭介ら旧幕臣達に対して、
板垣退助は『先祖の位牌の影に隠れて、こそこそ戦い、結果、歴代の文物もろとも灰燼に帰すれば、徳川家は末代までも失笑の種となるであろう。尋常に外に出て正々堂々と戦いなさい』と説得し、

また強硬に破壊を主張する薩摩藩に対しては、
『日光東照宮には、陽明門をはじめ各所に後水尾天皇の御親筆とされる偏額が掲げられており、これを焼き討ちすることは天皇家への不敬にあたるため回避せられよ』と両者に対して理由を使い分けて説得し、日光山を戦火から守ったという。


しかし、明治と改元され、明治新政府により国家神道が強要され、「神仏分離令」が発布されてからは、神仏習合の聖地日光も「廃仏毀釈運動」の影響が出て、神道にも仏教にも大きな傷を負わされることになる。


これらの政策は、神仏習合信仰によって成り立っていた日光の大改造を迫るものであり、併せて、輪王寺宮も廃され、25院と80坊あった寺坊の組織をはじめ、神領や日光山内の諸管理を行なっていた日光奉行も撤廃された。

即ち、神聖な地域の神社仏閣は、輪王寺宮廃止、東照宮、満願寺(輪王寺)、二荒山神社の寺社分離が行われ、それに伴ない神社境内からの仏堂の移転、あるいは多くの仏像の破壊や遺棄されたりして消失と混乱が生じた。



次回、日光の歴史 「日光の近代史







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