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世界遺産の日光の寺社群、
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  56、日光の世界遺産;二社一寺 「東照宮・表門の仁王像」  





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東照宮・表門の仁王像とあ・んの像、







東照宮表門の仁王像は、左側(向かって右側)には阿形像、右側(向かって左側)には吽形像を安置されております。

だが、当初の頃は、釈尊を守護する執金剛神(金剛力士と同じ意味合いを持つ神とされ、2人の裸形姿であるのに対し、こちらの像は単独で祀られる場合が多い)が、立っていたが、平安以降になって山門や楼門が建つようになって仁王門とも呼ばれ、左右一体の金剛力士像となったとされています。

口を開けたのが阿形、口を閉じたのが吽形となり、これは狛犬でもお馴染みであり、「阿吽の呼吸」の語源でもある。 
つまり、「あ」は始め、「ん」は終わりであり、一般には呼吸、つまりは吐く息と吸う息ということになります。
密教では、阿を万物の源、吽を一切が帰着する徳としているようです。

仁王像は、中門の両脇に安置され、聖なる伽藍に侵入する仏敵を退散させるため、“びくとも動かないぞ”と、敏速に闘いに挑むことが出来るよう足を広げ、「仁王立ち」で立ちはだかり、仏敵を威嚇、退散させます。
「仁王さま」と庶民に親しまれていますだけに、仁王門と呼ばれる寺院が多いのです。


表門は江戸初期の寛永年間に建てられたそうで、寺院様式で朱色を基調とした各種動物の彫刻が施されています。 
側面にいる唐獅子や獏(ばく;中国から日本へ伝わった伝説の生物、人の夢を喰って生きると言われる)、通路に面した麒麟や虎など80もの豪華な彫刻が極彩色に彩られています。



次回、東照宮・神厩舎








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