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  65、日光の世界遺産;二社一寺 「東照宮・回転燈籠」  





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http://c2.atwiki.asia/livia/2/2013/0928/2c6f56e1bb3c9fdc0eb1.jpg
回転灯篭(オランダ寄贈)




再び、東照宮に建ち並ぶ燈篭のことですが、
陽明門の直ぐ下に回転燭台(固定式・釣灯籠)というのがあります。(向かって左側)
江戸初期に、オランダから奉納された豪華な燭台だそうで、蝋燭(ろうそく)に火を灯すと自ら自然に回転するといわれています。

当時は分解されて部品の状態で日本へ運ばれ、当地で組み立てられたそうで、今でも分解して修理が出来るようになっているといいます。


余談だが、我が家のひな祭りの節句に飾る「雛飾り」の最上段、内裏雛の両サイドに燭台を併せて飾っているが、燭台に灯り(電球)を灯すと、その熱によってカバー全体、つまり、灯篭の灯りの部分が回転する仕組みになっています。



さて、このオランダ寄贈の回転燭台を見渡して眼のいい人、感のいい人は、何かの異常に気が付くはずです。

この燭台の上部を良く見ると、徳川家の大事な家紋である“三つ葉葵”が全て逆さまになっている・・?。 
これは「逆さ紋の廻り燈籠」とも言われているらしいです。
通常の「三つ葉葵」の形は、上から1葉・2葉の巡になっているが、この燭台の文様の8箇所全てが、上から2葉・1葉の逆さ形になっているのです。


実は、オランダ人の技術者達が母国で精魂込めて作ったものらしく、この事はただの“うっかり”したミスだったそうです。 

家康自身は、その出来栄えの見事さと悪意がなかったことから、特にお咎めはなかったそうで、従って、現状のままになっているというのです。


尚、陽明門の内側の周辺に、ずらりと並ぶ唐銅製の燈籠は、10万石以上の諸大名から寄進されたもので、石燈籠と合わせて300基以上にもなるといいます。




次回、日光東照宮  「鐘楼と鼓楼」









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