世界遺産の日光の寺社群、
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35、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の拝殿・相の間・本殿」
拝殿・相の間・本殿
唐門を背にして内に入ると、まず広々とした拝殿前に上がることができる。
拝殿の奥を見ると、左右は壁になっていて、中央は幅の狭い部屋へと続いている。 これが相の間である。 そして、相の間を抜けると、また部屋の幅が広くなり、本尊が祭られている豪華な本殿となるわけだ。
それぞれの部屋の間には、襖や障子などの仕切りがないので、拝殿から本殿が直に見通せるようになっている。
家光公の命日である4月20日の大法要では、日光山輪王寺の門跡(住職)が本殿へと進み、一般の人たちは拝殿で、亡き家光公を偲ぶことができる。
拝殿は64畳の広さがあり、天井には狩野一門の合作と伝えられる140の竜が描かれている。
小さな円のなかの竜には、違った姿の竜もあるので、1つずつ見てみるのも楽しい。
又、入り口の正面には、幕府の御用絵師だった狩野探幽と、弟の永真(えいしん)の唐獅子(壁絵)も見ることができる。
唐門を含む拝殿・相の間(あいのま)・本殿は、大猷院の中心伽藍で、其々が一体の構造として構成されていて、合わせて1棟が国宝となっている。
建物全体に金箔が多用されていることから「金閣殿」とも呼ばれている。
拝殿は、桁行8間、梁間3間、入母屋造で、正面に大きな千鳥破風、向拝は軒唐破風になっていて、建物全体が黒漆塗りの上に金箔を貼付けられ、彫刻を極彩色、高欄部を朱塗り、開口部を黒に塗るなど色分けし、本殿に比べると若干色調を押さえている。
拝殿内部も悉く金箔を置いた金殿玉楼で、広さは64畳敷という広さで、中央に懸かる天涯は家光の妹(前田利常夫人)、大羽目前の蓮華の花瓶1対は紀州公、鶴亀の燭台は尾張公、釣燈籠はオランダ国王の献上によるものという。
左右大羽目の唐獅子狛犬は、狩野探幽と永真安信の描いたものであり、拝殿内部折上格天井には格子毎に140匹の竜が描かれている。
拝殿と本殿を結ぶ相の間の内部も、拝殿同様結構の極みで、中央にある香炉等の三具足は前田利常の献上になる逸品であり、本殿との境には曻龍・降龍が描かれている。
次回、「大猷院の拝殿・本殿」
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